生活習慣病の予防・改善に効く!おすすめの有酸素運動
生活習慣病(高血圧・脂質異常症・糖尿病など)の予防や改善には、継続的な有酸素運動が非常に効果的です。有酸素運動は体脂肪を燃焼させるだけでなく、血圧を下げる効果やインスリンの働きを高める効果が期待できます。
生活習慣病に効果的な主な有酸素運動
効果を高める「実践のポイント」
頻度と時間
週3〜5日、1回あたり30分以上を目安に行いましょう。
1回30分をまとめて取れない場合は、10分×3回のように細かく分けても同等の効果が得られます。
運動の強度(強さ)
「ややきつい」と感じる強さ(じんわり汗をかき、人と会話ができる程度)が最も安全で効果的です。
急激に激しい運動をすると血圧が跳ね上がるリスクがあるため注意が必要です。
無理なく継続するためのコツ
最初の1〜2週間は「週2日・15分だけ」など低いハードルから始めましょう。
- エスカレーターではなく階段を使う、買い物に歩いて行くなど、日常生活の中で歩数を増やす工夫も立派な有酸素運動になります。
有酸素運動時のエネルギー源の推移
有酸素運動を継続するにつれて、体内で利用されるエネルギー源(糖質と脂質)の割合は時間とともに変化(推移)していきます。
運動開始直後から長時間にわたる持久運動までの一般的なエネルギー源の推移は以下の通りです。
1. 運動開始〜数分(糖質中心のフェーズ)
主なエネルギー源: 筋肉や肝臓に蓄えられているグリコーゲン(糖質)および血液中のグルコース(血糖)
特徴:
運動を始めてすぐの段階では、すぐにエネルギーとして利用しやすい糖質が優先的に使われます。
酸素の供給が全身に行き渡るまでの立ち上がり期であり、無酸素的代謝も混ざりながら糖質が急激に消費されます。
2. 運動開始後 約10分〜20分以降(脂質の割合が増加するフェーズ)
主なエネルギー源: 糖質と脂質(遊離脂肪酸・体脂肪)の両方
特徴:
運動が始まって数分〜10分ほど経つと、心拍数や血流が安定し、脂肪を分解・燃焼させるための酸素やホルモン(アドレナリンやノルアドレナリンなど)の分泌が活発になります。
これに伴い、エネルギー源としての脂質の比率が徐々に高まっていきます。
3. 20分以上〜長時間の運動(脂質代謝が優位になるフェーズ)
主なエネルギー源: 脂質(体脂肪)がメイン(※糖質も枯渇しないよう同時に使われます)
特徴:
一般的に「有酸素運動は20分以上続けると脂肪燃焼に効果的」と言われるのは、この時間帯から脂肪の分解・利用効率がより高まるためです。
ただし、完全に脂肪だけで動いているわけではなく、運動強度や個人の持久力に応じて糖質と脂質が並行して使われ続けます。


