東京都の地域別インフルエンザ流行状況【10月13日】

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東京都感染症情報センターの発表(10月第2週時点)によると、都内の定点当たり患者報告数は 15.87人(前週:9.51人)となり、東京都全域で「流行注意報レベル(10.0人以上)」が継続・拡大しております。

都内31保健所のうち、島しょ部および千代田区を除く29保健所で注意報基準(10.0人)を上回っており、一部地域では警報レベルに迫る激しい流行が見られます。

1. 地域別(保健所管内)の流行状況

① 多摩地域(市部)

  • 流行の傾向:都内で最も感染拡大が著しいエリアです。

  • 主な状況:町田市保健所管内では「流行警報基準(30.0人)」を超える爆発的な流行となっています。八王子・立川(多摩立川)・府中(多摩府中)・小平(多摩小平)など、多摩地域の全保健所管内で高い水準が続いており、小中学校や保育施設での集団感染が相次いでいます。

② 23区・西部エリア(世田谷・杉並・中野・練馬 など)

  • 流行の傾向:注意報レベルを超えて急速に感染が拡大中です。

  • 主な状況:当院のある世田谷区をはじめ、住宅街や通学路を多く抱えるエリアで学級閉鎖・学年閉鎖が急増しています。高熱(38℃以上)や強い全身症状を訴える患者様の受診が急増しています。

③ 23区・東部 / 南部 / 北部エリア(城東・城南・城北)

  • 流行の傾向:広い範囲で注意報レベル(10.0人超)を維持・拡大中です。

  • 主な状況:大田・品川・江東・足立・葛飾・江戸川などの各保健所エリアでも患者数が増加しており、地域全体の医療機関で検査需要が高まっています。

④ 都心エリア(千代田・中央・港・新宿 など)

  • 流行の傾向:緩やかな増加〜注意報レベル。

  • 主な状況:千代田区(10.0人未満)などを除き、オフィス街・繁華街を抱える都心部でもビジネスパーソンの感染や家庭内への持ち込みによる感染が見られます。

2. 施設・学校での集団発生状況(都内全域)

現在、都内で報告された集団発生件数は計187件に上り、その約7割を小学校および保育施設が占めています。

  • 小学校:66件

  • 保育所:63件

  • 中学校:22件

  • 社会福祉施設:16件

  • 高等学校:11件

  • 医療機関:5件

  • 幼稚園:4件

3. 当院からのご案内・予防対策

  1. お早めの予防接種をご検討ください 今シーズンは8月下旬からの超早期流行となっており、例年よりピークが前倒しになっています。予防接種から抗体ができるまで約2週間かかりますので、未接種の方は早めのご予約をお勧めいたします。

  2. 発熱時の早期受診と感染拡大防止 急な発熱、強い倦怠感、関節痛、のどの痛みなどがある場合は、無理に登校・出勤をせず、事前に医療機関へご連絡の上でご受診ください。受診の際は不織布マスクの着用にご協力をお願いいたします。

  3. ご家庭での基本的な感染対策 帰宅後の丁寧な手洗い・うがい、室内のこまめな換気と適度な加湿(湿度50〜60%を目安)を心がけましょう。