インフルエンザ流行期における発熱時の受診タイミングについて
インフルエンザの流行期に入り、「熱が出たらすぐに受診したほうがいいのか」「いつ検査を受けるのが正確なのか」とお悩みの方が増えています。
1. 検査の適切なタイミング(発熱から12〜24時間が目安)
発熱してすぐ(12時間以内)に受診された場合、体内のウイルス量がまだ少なく、抗原迅速検査で「偽陰性(実際は感染しているのに陰性と判定されること)」となる可能性が高くなります。
受診・検査の推奨タイミング:
発熱してから「12時間〜24時間経過後」の受診が、最も正確な検査結果を得られやすくなります。
夜間や早朝に発熱した場合:
水分が摂れており、息苦しさなどの緊急症状がなければ、無理に夜間救急等を受診せず、翌朝または翌日の日中に当院またはお近くの医療機関を受診することをご検討ください。
2. すぐに受診が必要な警戒症状(レッドフラグ)
発熱からの時間にかかわらず、以下のような重症化の兆候(レッドフラグ)が見られる場合は、速やかに医療機関に相談するか、救急手配をご検討ください。
意識状態の変化: 呼びかけへの反応が薄い、ぼんやりしている、会話が噛み合わない
呼吸の異常: 息苦しい・呼吸が荒い・肩で息をしている・胸の痛みがある
水分摂取不可: 水分がほとんど摂れず、尿が半日以上出ない(脱水症状)
その他の急変サイン: けいれん、激しい頭痛、何度も吐く
ハイリスクの方: 高齢の方、基礎疾患(呼吸器疾患・心疾患・糖尿病など)をお持ちの方、妊娠中の方、乳幼児は症状が急変しやすいため、早めの併診・ご相談をおすすめします。
3. 受診時のお願いと感染対策
当院では院内感染防止およびスムーズな診療のため、発熱患者様の診療にあたり以下のご協力をお願いしております。
事前のご連絡・WEB予約:
ご来院前にWEB予約をご利用いただくか、事前にお電話(i-CALL等)にてご連絡をお願いいたします。
不織布マスクの着用:
院内およびご来院時は、必ず不織布マスクの着用をお願いいたします。
4. ご自宅でのホームケア(受診までの過ごし方)
こまめな水分補給: 経口補水液、スポーツドリンク、麦茶などで水分と電解質を補給してください。
十分な休養・保温: 部屋の湿度(50〜60%目安)を保ち、暖かくして安静に過ごしましょう。
解熱鎮痛剤の使用には注意が必要:
辛い症状がある場合は無理をせず適切な解熱剤を使って問題ありません。
市販薬を服用される場合は、アセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤が比較的安全とされています。インフルエンザの場合、一部の解熱剤(ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDs)は推奨されない場合があるため、ご不安な方は処方薬のご相談をお勧めします。
クリニックより
発熱時は不安になられることも多いかと存じますが、慌てず症状を観察し、適切なタイミングで受診いただくことで、確実な診断と適切な治療(抗ウイルス薬の処方など)につながります。
受診のタイミングや症状で迷われた際は、お気軽に当院までお問い合わせください。


