東京都の麻しん、風しん流行状況(2019年第19週)

ニュースではあまり報道されなくなりましたが、麻しん、風しんの流行が続いています。

1. 麻しん
①受理週別報告数推移
現時点でも5人以上/週の報告があり、収束の兆しがみえてきません。


②年別報告数推移
過去10年間の年別報告数の比較です。
2011年に180人近い報告数がありました。
今年度は5月の時点ですでに80人弱の報告数で、2011年に迫る勢いです。
③年齢階級別・性別報告数
20歳〜39歳の感染者が多く、特に30歳台の男性の報告が多くなっています。

④年齢階級別・ワクチン接種歴別報告数
20歳〜39歳の感染者の過半数は接種歴不明・接種歴なしとなっています。

2.風しん
①受理数別報告数
昨年度から流行が続いています。

②年別報告数推移
過去10年間の年別比較では、2019年度は5月の時点で過去4番目の報告数となりました。

年齢階級別・性別報告数
20歳〜49歳男性の感染者が多くなっています。
特に40歳〜49歳の男女差が大きい理由は、40歳以上の男性は過去に風しんワクチンを1回も接種していないことが原因の一つとなっています。

年齢階級別・ワクチン接種歴別報告数
20歳〜49歳の感染者のほとんどは予防接種歴不明・予防接種歴なしです。

麻しん・風しんはワクチンで予防できる感染症です。
2回接種することで感染をかなり予防できます。
2回接種されていない方は、接種されることをお薦めします。

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