風しんの流行が続いています

風しんの流行が続いています。

風疹、依然流行続く 患者累計1033人に

4/2(火) 20:27配信 毎日新聞

 国立感染症研究所は2日、風疹の患者が3月18~24日の1週間に全国で新たに74人報告され、今年に入ってからの累計患者数が1033人になったと発表した。患者は昨年夏から増え始め、依然として流行が収まっていない。前回の大流行は2012~13年の2年間にわたっており、今後も注意が必要だ。
今年の累計は都道府県別で多い順に、東京309人▽神奈川140人▽千葉99人▽大阪92人▽埼玉64人▽福岡60人――で、流行の中心は首都圏と近畿地方だ。
風疹は妊婦が感染すると、胎児の心臓や目に障害が出る先天性風疹症候群(CRS)になる恐れがあり、今回の流行で1人が確認された。感染研は妊娠出産年齢の女性や妊婦の周りの人を中心に、免疫の有無を調べる抗体検査や、ワクチン接種を呼びかけている。
厚生労働省は、子どものころにワクチン接種の機会がなく免疫の弱い人が比較的多い1962年4月2日から79年4月1日生まれの男性(40~57歳に相当)を対象に、抗体検査とワクチン接種の無料化を始めている。無料期間は21年度末までの約3年間。1年目は47歳までの対象者に、住所地の自治体から医療機関へ持参するクーポン券が順次送られてくる。


過去7年間では風しんが大流行した2013年に次いで多数報告されています。


現時点でも70人/週を超える報告数です。


都道府県別では東京都が最も多く、次いで神奈川県、埼玉県、大阪府、兵庫県の順となっています。


今年に入ってからの累計報告数です。東京都では300人を超えました。

●風しんワクチン
風しんの予防のためには、予防接種が最も有効な予防方法です。
風しんワクチンを接種することによって、95%以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。さらに、接種後年数の経過と共に、免疫が低下してきた人に対しては、追加のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。
これからワクチン接種をご検討されている方は、麻しん風しん混合ワクチンがお薦めです。麻しんあるいは風しんどちらかの免疫がすでにある方でも、体には特に影響はありません。混合ワクチンを接種することで免疫がより持ち上がります。