首都圏を中心に風しんが流行

8月初めより風しんが徐々に流行しており、東京都では9月に入ってから毎週50人以上の罹患が報告されています。

首都圏中心に「風疹」流行 約8割が男性
10/11(木) 0:36配信 日テレNEWS24

風疹の流行が首都圏を中心に続いていて、男性の患者数が全体のおよそ8割となっている。
国立感染症研究所によると、風疹の患者数は、先月30日までの一週間で134人だった。地域別では、最も多いのが東京都で40人、次いで神奈川県で21人などと首都圏で多く、愛知県でも流行が目立っている。
これで、今年の風疹患者の数は952人となり、既に去年1年間の患者数の10倍を超えた。患者のおよそ8割は男性で、予防接種をしていないか、接種したか不明な30代から50代が多く占めている。
「風疹」は妊娠中の女性がかかると、赤ちゃんに難聴や心臓疾患などの障害が起きることがあり、国立感染症研究所は、妊婦と赤ちゃんを守るために、成人男性も予防接種を受けるよう呼びかけている。

 

東京都感染症情報センター発表の週別風しん発生報告数のグラフです。
31週(7月30日〜)頃から徐々に報告数が増え、36週(9月3日〜)からは毎週50人以上報告されています。

過去10年間の比較では、大流行した2012〜2013年に次ぐ報告数となっています。

過去5年間では、最も多い報告数です。

年齢別・性別で見ると20歳〜50歳代が多く、男性がやく8割を占めています。

ワクチン接種歴で見ると、30歳〜40歳代の感染者のほとんどが接種歴不明か接種歴なしです。

風しんはワクチンで予防できる感染症です。
ワクチン接種が不明の方はもちろん、2回接種されていない方は2回目の接種をお薦めします。
妊娠中はワクチン接種できませんので、ご主人など周りの方がワクチン接種をすることをお薦めします。