インフルエンザ予防接種開始

 本日からインフルエンザ予防接種を開始します。

●用法・容量
・6ヶ月以上3歳未満:0.25mL/回・2回接種(2~4週間隔)
・3歳以上13歳未満:0.5mL/回・2回接種(2~4週間隔)
・13歳以上:0.5mL/回・1(または2回)(2~4週間隔)

●接種料金(税込) 接種料金(税込)は、以下のとおりです。 ニュースなどで報道されているように、今年度もインフルエンザワクチンの生産量が少なく、しかも出荷が遅れています。 チメロサリーフリーワクチンは、今年度はフルービック・シリンジ(0.5mL)のみの少数生産となっています。 このためチメロサールフリーは3歳以上の方に限らせていただきます。ご了承ください。 チメロサールフリーをご希望の方は、下記料金+差額(700円 消費税込)でのご提供といたします。

・6か月~1歳未満(2回接種) 1回3000円(区の助成なし)
・1歳〜3歳未満(2回接種) 1回3000円(世田谷区民2000円)
・3歳~中学生(3歳~13歳未満は2回接種)
        (13歳~中学3年は1回接種) 1回3500円(世田谷区民2500円)
・高校生~64歳(1回接種) 1回3500円
・65歳以上の都民(1回接種) 1回2500円

●チメロサール(thimerosal)
・チメロサールとは、
 チメロサールとは、水銀を含む有機化合物(有機水銀)で、その殺菌作用から1930年代から薬剤の保存剤として使われてきました。1940年頃からは、主に不活化ワクチンの保存剤として使われるようになりました。 
・近頃、なぜチメロサール添加が問題になっているのか?
 最近、米国でワクチン中のチメロサールが注目されるようになりました。その理由として、乳幼児が接種するワクチンの種類が増え、さらに月齢の低い時期に接種するようになってきていることがあります。チメロサールが添加された不活化ワクチンを、何度も接種することになったからです。
・安全性
 チメロサールの安全基準については、メチル水銀の基準が用いられています。この安全基準は、様々な機関から出されていて、基準値が統一されているわけではありません。
米国だけでも、
EPA ( Environmental Protection Agency: 環境保護庁)、
ATSDR ( Agency for Toxic Substances and Disease Registry )、FDA ( Food and Drug Administration: 食品医薬品庁)
の三つの機関が基準値を出していますし、世界保健機関(WHO)も基準値を出しています。
 米国で自閉症の発症と水銀の関連性について問題になりましたが、2001年の米国医学協議会(IOM)の勧告では、肯定するも否定するも十分な証拠がないという結論でした。

●接種受付
 ご予約をご希望の方は、(月)・(木)午後3−4時のインフルエンザ予防接種専用時間帯のみご予約をお受けいたします。お電話か受付でご予約してください。
 現在の所、ワクチンはチメロサリーフリーを含めて十分量の在庫がございます。
 当日接種ご希望の方は、通常の診察同様にiCallで順番受付をされるか、直接ご来院し受付で申し込んでください。 直接ご来院の場合は、混雑状況によってはしばらくお待たせする事があります。ご了承ください。