風しんが流行する兆し
2012年か〜2013年に風しん大流行したことを覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、今年もまた流行の兆しがみえてきました。
風疹が流行する兆し 厚労省、予防接種の徹底を呼びかけ
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東京都感染症情報センターによると、2018年31週(7月30日〜8月5日)前後から風しんの報告が急激に増えています。
過去10年では2012年〜2013年に風しんが大流行しました。
年齢別・性別分布ですが、20〜49歳の男性に多く罹患しています。
ワクチン接種歴別に見ると、30〜49歳の年齢層ではワクチン接種歴が不明の方がほとんどです。
●2012〜2013年の風しん大流行
国立感染症研究所の報告によると、先天性風疹症候群罹患児の届出年は, 2012年4例, 2013年32例, 2014年9例でした。2018年3月の時点での転帰は生存が34例(76%), 死亡が11例(24%)でした。罹患児の過半数で、難聴, 先天性心疾患を認めました。
母親の妊娠前の風疹含有ワクチン接種歴について, 2回の接種歴のあった母親はおらず, 1回の接種歴があった母親が11例(24%), 接種歴なしが15例(33%), 不明が19例(42%)でした。
風しんはワクチンで予防できる感染症です。2回接種されていない方は2回目の接種をお薦めします。
妊娠中はワクチン接種できませんので、ご主人など周りの方がワクチン接種をすることをお薦めします。