RS感染症が増加傾向

RSウイルス感染症の増加傾向が続いています。8月は昨年同様に本格的な流行となる可能性が高いと思われます。

●RSウィルスとは
RSウイルス(Respiratory syncytial virus)は、かぜの原因ウイルスの1つであり、乳幼児から高齢者まで見られますが、特に乳幼児や小児に多く見られる気道感染症を引き起こすウイルスです。
生後1歳までにほぼ半数の子どもが感染し、2~3歳までにほぼ全ての子どもが経験します。
RSウイルス感染症は、家族内でも高い率で感染することが明らかとなっており、大人になっても再感染を繰り返します。
小さい子どもほど細気管支炎や肺炎など重症化しやすく、注意が必要な感染症です。
●感染経路・潜伏期間
唾液や鼻水が付着したおもちゃなどに触れた手指を介して感染する接触感染と、咳やくしゃみによる飛沫感染があります。
潜伏期間は、約4~6日です。
●症状
軽い「鼻かぜ」程度ですむ場合から細気管支炎や肺炎に至るまで症状は様々です。
年齢が上がるほど症状は軽くすむ傾向があります。
初めてかかった場合には、25-40%の乳幼児で細気管支炎や肺炎の徴候があらわれます。
ほとんどの場合、1~2週間で徐々に回復しますが、重症例では、呼吸困難などのために入院が必要となる場合もあります。
息がゼイゼイと苦しそうだったり、呼吸が早くなっていたり、陥没呼吸(呼吸をすると胸がペコペコとへこむ)などを認めたら、すぐに受診しましょう。

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