風しんが流行する兆し

2012年か〜2013年に風しん大流行したことを覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、今年もまた流行の兆しがみえてきました。

 風疹が流行する兆しがあるとして、厚生労働省は14日、予防接種の徹底などを呼びかける通知を全国の自治体に出した。予防接種率が低い30~50歳代の男性に患者が多い。通知は、全国の患者数が1万人を超えた2013年以来5年ぶり。
厚労省によると、5日までの2週間の患者数が38人に達し、千葉県など関東地方を中心に急増している。今年の累積患者数は96人で、すでに昨年1年間の93人を超えた。夏休みなどで多くの人の往来が見込まれることから、今後さらに感染が広まる恐れがある。
今年の患者は男性が7割を占め、特に30~50歳代に多い。1994年まで中学生の予防接種は女子に限られたため、この世代には免疫がない男性が多いことが影響しているという。
風疹は、せきやくしゃみを通して感染する。2、3週間後に熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が出る。妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんにも感染して先天性の心疾患や難聴、白内障などを引き起こす危険性がある。

 

東京都感染症情報センターによると、2018年31週(7月30日〜8月5日)前後から風しんの報告が急激に増えています。

過去10年では2012年〜2013年に風しんが大流行しました。

過去5年間では、2018年が最も多く発生しています。

年齢別・性別分布ですが、20〜49歳の男性に多く罹患しています。

ワクチン接種歴別に見ると、30〜49歳の年齢層ではワクチン接種歴が不明の方がほとんどです。

●2012〜2013年の風しん大流行
国立感染症研究所の報告によると、先天性風疹症候群罹患児の届出年は, 2012年4例, 2013年32例, 2014年9例でした。2018年3月の時点での転帰は生存が34例(76%), 死亡が11例(24%)でした。罹患児の過半数で、難聴, 先天性心疾患を認めました。
母親の妊娠前の風疹含有ワクチン接種歴について, 2回の接種歴のあった母親はおらず, 1回の接種歴があった母親が11例(24%), 接種歴なしが15例(33%), 不明が19例(42%)でした。

風しんはワクチンで予防できる感染症です。2回接種されていない方は2回目の接種をお薦めします。
妊娠中はワクチン接種できませんので、ご主人など周りの方がワクチン接種をすることをお薦めします。