欧州でも麻しんが流行
欧州でも麻しんの流行が報道されています。
欧州でもはしかが大流行、2カ月で3.4万人以上が感染(字幕・8日) Reuters 2019/5/8欧州全域ではしかが大流行の兆しを見せている。2019年に入り、最初の2カ月で感染者数は3万4000人を突破した。 |
ユニセフは、麻しんワクチン未接種の子どもが世界で1.7億人、日本も37万人もいると報告しています。
大流行の「はしか」ワクチン未接種の子どもが世界で1.7億人、日本も37万人=ユニセフ BBC 2019/4/26はしかの予防接種を1回も受けたことのない子どもが、2010~2017年の間に世界で1億6900万人に上ったことが、国連児童基金(ユニセフ)が25日に公表した報告書で明らかになった。はしかの感染を防ぐためには、ワクチンを2回接種することが推奨されている。ユニセフが公表したデータによると、2010年から2017年の間に1回目の接種を受けなかった日本の子どもは37万4000人だった。英国では同時期、50万人以上の子どもが未接種だった。 ユニセフの発表によると、2010年から2017年の間で:
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さて、マスコミではあまり報道されなくなっていますが、日本での麻しんの流行はどうなっているのでしょうか?
国立感染症研究所発表の麻しん累積報告数のグラフです。現時点ですでに過去7年間で最多報告数となっています。
都道府県別報告数では、大阪、三重は減少し、東京など首都圏が増加しています。
報告者の各年齢におけるワクチン接種回数のグラフです。感染者のほとんどは接種なしか不明です。
麻しん予防接種は、現在46歳7か月以上の方は定期接種なし、29歳1か月〜46歳6ヶ月の方は定期接種1回のみ、6歳(5歳)〜29歳までの方は定期接種2回となっています。
麻しんは2回接種することで感染をかなり予防できます。空気感染するため、マスクでは予防できません。
2回接種されていない方は、接種されることをお薦めします。