麻しん(はしか)の流行はどうなった?その3
2026年に入ってから、日本国内で麻疹(はしか)の感染報告数が急増しており、現在も警戒が続いています。
東京都の感染報告数は現在8〜10名/週です。
春先から東京や神奈川、愛知などの都市部を中心に感染者が増え、4月中旬の時点で昨年の年間合計(265例)をわずか3か月半で上回る事態(300例近く)になっていました。
5月下旬にも東京都内で海外渡航歴のある20代女性の感染が確認され、東京ドームの利用歴があったとして注意喚起が出たばかりです。
今回の流行について、私たちが今知っておくべき重要なポイントをまとめました。
1. 「大人」の感染が目立つ
これまで、はしかといえば「子供の病気」というイメージが強かったですが、2026年の流行では感染者の約7〜8割を15歳〜40代までの成人が占めているのが大きな特徴です。特に1972年10月〜1990年4月生まれの世代は、制度上「ワクチンの定期接種が1回だけ」だったため、免疫が弱まっているハイリスク層として指摘されています。
2. インフルエンザの10倍という驚異の感染力
はしかは、手洗いやマスクだけでは防げない「空気感染」をします。1人の患者から何人にうつるかを示す数値(基本再生産数)はインフルエンザの約10倍とされ、同じ空間にいるだけで免疫がない人はほぼ100%感染してしまいます。
3. 今できる対策
もっとも確実な予防法は、「MR(麻疹・風疹混合)ワクチン」を合計2回受けていることです。
・母子手帳を確認する:
2回の記録がない場合や、1回しか受けていない(または不明な)場合は、医療機関での任意接種(追加接種)が推奨されています。
・もし症状(発熱、咳、発疹など)が出たら:
いきなり病院に行くのは厳禁です。必ず事前に電話で「はしかの疑いがある」と医療機関に伝えた上、指示を仰いでください。
ご自身やご家族のワクチン接種歴がどうなっているか、この機会に一度母子手帳などをチェックしてみることをおすすめします。
※麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)在庫あります。(6月2日)


