はしかが流行しています。
現在、はしかは日本で「流行拡大傾向」にあります。
●最新状況(2026年)
・全国の累計患者数:約100例(3月中旬時点)
・2026年初めの時点で、過去数年より多いペースで増加
・東京・関東、東海、近畿など全国各地で発生
・愛知県の高校で集団感染(7人)
・大阪や東京でも患者報告あり
●なぜ増えている?
主な理由は以下です:
・海外からの持ち込み感染(旅行・渡航再開)
・ワクチン接種率が95%に届いていない
・コロナ禍で予防接種が遅れた影響
●注意ポイント
・はしかは非常に感染力が強い(1人→12~18人)
・空気感染するため、マスクだけでは防げない
・ワクチン2回接種が最も有効な予防
●はしかはどんな病気?
麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染すると一生免疫が持続すると言われています。
●主な症状
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水、目の充血といった風邪のような症状が現れ
2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発しんが出現します。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、1,000人に1人程度の割合で脳炎が発症します。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
●主な感染経路
空気感染、飛まつ感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染し、その感染力は非常に強いと言われています。
周囲への感染可能期間は、発症日の1日前から解熱後3日間を経過するまでの期間で、発症前から感染力があります。
●治療方法
基本的には、発熱に対する解熱剤など症状に応じた治療を行います。
●予防
手洗い、マスクのみで予防はできません。
麻しん含有ワクチンが最も有効な予防法といえます。また、麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しん含有ワクチンの接種をすることで、麻しんの発症を予防できる可能性があります。
ワクチンを接種することで、95%程度の人が免疫を獲得することができ、2回の接種を受けることで1回の接種では抗体が充分に産生されなかった方の多くに免疫をつけることができます。


