6月上旬よりコロナウイルス抗体検査(IgG&IgM)を開始する予定です。

抗体とは、免疫グロブリンとも呼ばれ、ウィルスなど微生物から体を守るため、免疫反応によって体内で作られます。
一般的に、IgM抗体は早期に産生されるが短期間で消失し、IgG抗体はIgMに遅れて出現、漸減しながら長期間持続します。
ウィルス感染既往の有無やワクチンの効果判定には、EIAによるIgG抗体の検査が有用です。

 

当院で検査キットが入り次第開始する予定(今月下旬頃)のコロナウィルス抗体検査(IgG&IgM)ですが、カナダ Artron Laboratories Inc. 製の新型コロナウイルス抗体検出キットで ある「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗体(Artron)」という製品です。
文献によると(https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2765837)、今回の新型コロナウィルスにおいての発症からの日数とPCR検査、抗体検査、ウイルス分離の陽性率は次のようになっています。

発症から3週間はPCR検査が陽性になりやすく、発症から3週間目以降は抗体(IgM/IgG)が陽性になるといわれています。
つまり、発症してからしばらくの間の新型コロナウィルス感染症の診断には、PCR検査が向いており、新型コロナウィルスに感染していたことを後から知るためには抗体検査が適しているということになります。
ただし日本では、現時点で抗体検査キットは実験試薬の位置づけであり、診断試薬の認可を受けていません。従って抗体検査キット診断は確定ではありませんが、臨床的な判断には役立ちます。
また、IgG抗体が陽性の場合は過去のウィルス感染の既往を示しますが、今後新型コロナウィルスに再感染しないかどうかはまだ確認されておりません。

この検査は自費になります。お子様の検査も可能です。
診断をするための検査ではありませんので、最近2週間咳や発熱、かぜ症状などがあった方は検査をお受けできませんのでご了承ください。

抗体検査キットが入荷したらホームページに掲載します。電話でのお問い合わせはお控えください。