新型コロナウィルス感染者の自宅療養期間と濃厚接触者の自宅待機期間

新型コロナウイルス感染症の検査で陽性であった方のうち、無症状、または医学的に症状が軽 い方については、自宅や、都道府県が用意する宿泊施設で安静・療養となっています。

●自宅療養期間中の生活
・感染拡大防止のため、ご本人は自宅から外出せず、自宅で療養していただきます。自宅内でも必要最小限の行動にとどめてください。
・ご家族など同居の方も、生活上、必要な外出を除き、不要不急の外出は控えましょう。外出する場合はマスクを着用してください。
・外部からの不要不急の訪問者は受け入れないようにしましょう。
・療養期間中は毎日、1日2回、体温測定などご自身の健康状態の観察を行ってください。

●感染者の療養の解除について
・発症日の翌日から 10 日間経過し、かつ、症状軽快後 72 時間経過した場合


●濃厚接触者とは

「濃厚接触者」とは、陽性者の感染可能期間内(※)に陽性者と接触した者のうち、次の範囲に該当する方を言います。
感染可能期間内:発症日の2日前から、診断後に隔離開始されるまでの間
患者と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった方
同居のご家族は全て濃厚接触者
・手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、マスクなどの必要な感染予防策なしで、「患者」と15分以上の接触があった方(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)
・適切な感染防護無しに患者を診察、看護若しくは介護していた方
・患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い方
(国立感染症研究所「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」より)

●健康観察(自宅待機)期間について
健康観察(自宅待機)期間は、陽性者の感染可能期間内に陽性者と接触した日を0日として翌日から7日間となります。

●濃厚接触者である同居家族等の待機期間について
・陽性者の発症日(陽性者が無症状の場合は、検体採取日)
・陽性者の発症等により住居内で感染対策※を講じた日
いずれか遅い方を最終接触日0日目として7日間の自宅待機をお願いいたします。
※ ここで言う感染対策は、日常生活を送る上で可能な範囲での、マスク着用、手洗い・手指消毒の実施、物資等の共有を避ける、消毒等の実施などの対策を想定しています。保健所の指示に基づく対策の実施や、濃厚接触者とならないよう厳格に隔離等を行うことまでを求めるものではありません。


同居家族等の中で別の家族が発症した場合は、改めてその発症日(無症状の場合は、検体採取日)を0日目として濃厚接触者の待機期間を起算してください。
・陽性者の療養が終了するまでは、同居する濃厚接触者においても検温など自身による健康状態を御確認ください。また、リスクの高い場所の利用や会食等を避け、マスクを着用する等の感染対策を実施してください。