インフルエンザ大流行①

インフルエンザが大流行しています。
報道されている資料は1週遅れのため、実際の状況を反映しておりません。
次に提示する資料は、東京都健康安全研究センターが1月11日付で発表した資料です。年明けからインフルエンザ報告状況は刻々と変化しており、現時点での状況とは大幅に違っています。

この時点での報道によると、ほぼ例年どおりの経過です。
しかし、昨年度はここから例年を大きく上回り、感染症法が施行された1999年以降、最大となる大流行となりました。大流行となった主な原因は、複数の種類のウイルスが同時期に流行したこと、というのが国の見解ですが、実際の医療現場ではワクチン供給の滞りが流行拡大につながったとする見方もありました。
今年度も11月中旬から下旬にワクチンの出荷が大きく滞り、ご希望の時期に予防接種を受けられなかった方や、予防接種をあきらめてしまった方も多かったようです。
そういった理由から、今シーズンも昨シーズン同様にインフルエンザが大流行することが懸念されます。

当クリニックでの年明けからのインフルエンザ確認情報です。
1月7日から年明けの診療を開始しました。最初は成人が中心でしたが、保育園が始まった時期から3−5歳児の感染が始まりました。
1月8日から新学期が開始した小学校が多かったようですが、連休明けの本日は6−11歳の小学生の感染が一気に増えました。インフルエンザの潜伏期間が2−5日ということを考慮すると、これから小児の感染が一気に増加することが予想されます。

インフルエンザウィルスは鼻から鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭などの上気道と呼ばれる部分の粘膜に付着し、そこでウィスルを増殖し全身に蔓延します。 その中で、最もインフルエンザが検出されやすいのが鼻の奥の粘膜なのです。
発熱直後はさほどウィルス量が増加していないため、迅速検査で検出することができません。一般的にはある程度の高熱がでてから12時間以上、少なくても6時間以上経たないと検査で検出できません。しかし、発症後48時間以上たってしまうと抗インフルエンザ薬の治療効果がなくなります。
このため、高熱が出てから6時間以上48時間以内に医療機関を受診することをお勧めします。
もちろん6時間以上経過していなくても、意識状態の低下した場合や全身状態が悪い場合はすぐに救急外来を受診してください。