子どもの夏かぜ

徐々に増加している子どもの夏かぜについて、ご説明します。

●ヘルパンギーナ
 主に腸管ウィルスであるコクサッキーウィルスA群・B群・エコーウィルスなどによる感染が原因となり、高熱と喉の水疱(すいほう)を特徴とする夏かぜの一種です
最もかかりやすい年齢は1~5歳で、原因ウィルスが多種なため何度もかかることがあります。
感染経路は、気道分泌物に含まれているウィルスの飛沫感染や便に排泄されたウィルスの経口感染によりうつります。
潜伏期間は2~7日くらいです。
症状は、突然39度前後の高熱が出て、喉の奥に小さな水ぶくれができます。この水ぶくれが痛くて、飲んだり、食べたりできなくなることがあります。
1~4日で解熱し、7日以内に回復します。
●手足口病
コクサッキーウィルスA-16、エンテロウィルス71などによる夏かぜの一種です。
1~4歳の乳幼児がよくかかります。
潜伏期間は3~7日くらいです。
症状はその名のとおり、手のひら、足の裏、口の中に発疹と水疱を特徴とします。最初の1~2日に熱がでることがあります。38度以上の熱がでるのは全体の30%くらいで、半分以上の子どもは熱は出ません。水疱は3~5日くらいで消え、跡は残りません。
●咽頭結膜熱(プール熱)
アデノウィルスの感染による夏かぜの一種で、感染力が非常に強いのが特徴です。
感染経路は、基本的には飛沫・接触感染ですが、プールでは水を介して結膜や経口感染します。
幼児・学童に好発しますが、兄弟を介して乳児に感染することもあります。
潜伏期間は5~7日間です。
突然39~40度の発熱・頭痛で発症します。喉が赤く腫れて、かなりの痛みを伴います。また、結膜炎が起こり、目の痛みやかゆみが出て、目やにが多くなります。
第2種学校感染症に指定されており、主な症状が出なくなり2日経過するまでは登園・登校停止です。