一度インフルエンザにかかったら予防接種はしなくてよい?
今年はインフルエンザが例年より早く流行しており、すでにかかっている方が沢山います。
「インフルエンザにかかってしまったが、ワクチンは接種したほうがよいか」という問い合わせをいただきます。
その答えは、「すでにインフルエンザにかかっていても、ワクチンを接種した方がよい」です。
インフルエンザはA型が2系統(AH1とAH3)、B型が2系統(Victoria系統とYamagata系統)あります。つまり、1シーズンに最大4種類のインフルエンザが流行する可能性があります。
実際に、東京都のインフルエンザ流行状況によると、AH1pdm09が37.7%、AH3亜型が59.7%、B型Victoria系統が2.6%となっていて、昨シーズンと比較すると、A型2種類どちらも流行していることがわかります。このため、今シーズンはすでに2回インフルエンザA型にかかっている人がいるのです。
つまり、一度インフルエンザにかかっても、他のタイプのインフルエンザにかかる可能性があるため、ワクチン接種をお薦めします。